ブランドのコラボレーションは、今時、特に珍しいことではなくなったが、日頃使い慣れた商品が他社とのコラボによって新鮮な感じを与えてくれるためか、新たなコラボはいつでも人々の目を惹く。一旦発表されると、「へえ、こんなコラボもあるのか」、のような驚嘆や、「いつ発売するの、絶対買うよ」のような熱望の声が寄せられ、話題になる。

６月に発表された六神とカRIOのコラボ、花露水フレーバーのカクテル。

　今年中国で他社とのコラボで話題を引き起こしたのは、ほとんど国産ブランドだった。中でも上海生まれのブランドが多い。

　６月、上海のトイレタリーブランドの「六神」とカクテルドリンクブランドの「RIO」は、「花露水フレーバーのカクテル」（花露水は蚊取り·痒み止め·臭い消しなどの効用のある香水のような液体）を発売。８月、上海の自転車メーカー「鳳凰」とファッションブランドの「太平鳥」は、鳳凰自転車のロゴをプリントした服を発表した。それから、発売開始後数秒で売り切れ状態になったことでこのほど再び話題になったミルクキャラメル味のリップクリームは、上海の老舗食品メーカーの「冠生園」と、同じく上海生まれの化粧品ブランドの「美加浄」によるコラボ商品だ。

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